数珠はお葬式の時に持っていくべき?

社会人を中心として、お葬式に参列する際に数珠を持参している人をしばしば見かけます。お葬式に参列する際に必ず必要なのかと疑問に感じる人もいるでしょう。確かにそれほど信仰が深くない人であれば、持たなくてもいいのではないかと思うかもしれません。しかし社会人になったら、数珠は持っていた方がいいでしょう。人生を重ねていくといろいろな人にお世話になり、交流も生まれます。するとおのずとお通夜や告別式に参列する機会も多くなります。その時のために、社会人のマナーとして数珠を準備をしておくと安心です。

ごくたまにではありますが、慌てて知り合いのお葬式に参列した際に、数珠を持っていなくて、周りの人に借りようとする人も見受けられます。しかしこれはマナー違反と思ってください。数珠は、仏教の世界ではその人の分身のような重要な仏具とされているからです。ですからたとえ親友や身内であっても、貸し借りはタブーとされています。

数珠を持っていくタイミングですが、訃報を聞いてすぐに駆け付けた場合には持っていなくても問題はないです。数珠を持っていると準備していたように見られることから、亡くなるのを待っていたように思われることもあるからです。ただし、通夜を経て本葬に参列する場合は、少なくとも訃報を受け取ってから一晩以上経過しています。ですから「慌ててとるものもとりあえず駆け付けた」ということにあてはまらないので、数珠を持って参列しても大丈夫です。

社会人になると、会社の関係者や身内など何度もお葬式に参列する機会があります。そのため親などから「いざという時のために礼服は準備しておかないといけない」と言われることもあります。礼服の準備と同じような感覚で数珠も購入しておいた方がいいでしょう。数珠は現在では仏具店だけでなく、100円ショップやホームセンターなどでも取り扱っている場合があります。急ぎの場合はこちらで購入するのもいいですが、あまりに安いものだと、どうしても見た目もチープになってしまいがちです。大切な行事で使用するものですから、購入する際には仏具店などでアドバイスを受けながら、ある程度きちんとしたものを買い求めるのがおすすめです。